あの頃大好きだった先輩に捧ぐ記事。

事情を察して黙っているのがオトナのオンナ。
でも秘めておくことが出来ないのがワタクシの事情。あはん☆

なぜか悩み多き乙女に相談される機会が増えた今日この頃。

＞そんな会社やめちゃえー。
＞そんなヤツ放置しちゃえー。

ワタクシに的確なアドバイスをする技量がないなんてこと、
付き合いの長い乙女たちは100も200も承知だろうと思うので
「求められてるのはそこじゃないはずだ！」
「話し相手になるだけでも気分が落ち着くはずだ！」と解釈して
大した言葉もかけてあげられない自分を慰めています。

話は変わって「ウィンナーコーヒー」
この単語には、なみなみならぬ思い入れがあります。

地元で友達と喋るといえばファミレスが主流で、
中学校までは長期休暇前に「喫茶店禁止」の注意を受けて育ちました。
（夜になるとスナックになる喫茶店ばかりだったのよー）

そんなワタクシがその単語に初めて出会ったのは大学１年のとき。
そもそもいわゆる喫茶店に入ったのも初めてに近かったワタクシに
一緒に行ったサークルのお友達がこう言いました。

「あち さー、ウィンナーコーヒーって知ってる？」

普段コーヒーを飲まなくたってエスプレッソやモカなら聞いたことある。
でもウィンナー？　そんな単語ワタクシの辞書にはない！！

「何それー(笑)」

ワタクシの頭には完全に たこさんウィンナー が浮かんでました。
見事なまでにコーヒーとハモらない。

１次会で飲んだあとの３次会だし、酔ってるし、
きっと彼は何かを間違って覚えてるに違いないわ。プププw

なのに、一緒にいたサークルのＯ先輩がこう言いました。

「マジ知らねえの？　ウィンナー付いてくんのに。」

Ｏ先輩、超真顔。
まさか紅茶でゆうところのレモンの役割をするウィンナーが世の中に！？

うっかり信じそうになったけど気づけば周りのみんなが笑ってる。
ってことは…さては間違った情報を植え付けようとしてんな！
そうワタクシは空気の読める女！

「どんなコーヒーですかそれー(笑)」
「だからウィンナーが付いてくるんだっつーの！
　ウィンナーコーヒーにウィンナーが付かないで何が付くんだよ」
「そ、それは…」

くそう。たこさん以外のウィンナーが思いつかない…orz

いまや「飛行機に乗るときは靴を脱ぐんだよ」と布教する人々と同じ顔をしているＯ先輩。誰１人としてウィンナーコーヒーを頼まない面々(笑)

なんだよ気になるじゃないかー！
ウィンナーコーヒーには何が付いてくるんだよちきしょー！

そうこうしてるうちに、みんなのオーダーしたドリンクが運ばれてきて、
ひと通りからかって気が済んだのか違う話題に移るメンバーの中、
ひとり悶々と悩むワタクシ…　なんだろうウィンナーって…

そのとき耳元に神の啓示とも思える囁きが届いたの！

「ウィンナーって『ウィーン風』ってことだよ」

振り返ればすぐそこにニッコリ笑うＫ先輩が。
何このタイミング！何この近さ！そして優しさ！キュン☆

そのあとの生クリーム云々のくだりは耳を素通り。
ただただＫ先輩の姿を目に焼き付けて帰路についたのでしたー。

そんな淡い思い出話。
いまだに自分が恋に堕ちるタイミングがつかめません。あはは！